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元々は彼女の細胞だった。
それが別の細胞とひとつになり、
新たな意思を持つ。
同じ「いのち」を共有していた存在。
母体から離れても、
どこかが繋がっている。
そんな感覚がどうしたってある。
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血のミルク
2012.10.10
意外と知られてないかもだけど、母乳は血液から作られてたりする。
だから、血を求めることは、母乳を欲する衝動なんじゃないかって言ってるヤツがいた。
マザー・コンプレックスの歪んだ発露だって。
要は乳離れできてないってことになるのかな。なんつったら身もふたもない気がするが。
たしかに、男のヴァンパイアは女の血を求めるのが普通だし、
『吸血鬼カーミラ』みたいに、女のヴァンパイアも女の血を求めるパターンって多いかも。
男の血を吸う男のヴァンパイアもいないことないけど、《超重要！美少年に限る》って感じだよね。
僕には飲血の趣味はないんだけど、男の血を飲むとか、考えただけでも吐き気がする。うへえ・・・・。
でも逆に考えたら、生まれたばかりの赤ん坊はみんな、母親の血を吸うヴァンパイアだって言えるのかもね。
サイモンは、どうだったんだろ。
サイモンと母親の関係って、ちょっと特殊だよなあとかは思う。
サイモンの年齢で、母親を介護するってすごいよね。
でも逆に、頑に〈手放さなかった〉ってところに、ある種の特別な想いが見えないこともない・・・気もする。
犠牲になった彼女たちに、満たしきれなかった母性を求めてたのかなあ。
どっちかっつーとエロス系だったんじゃないかって気もするけど、
ホントのところはサイモンに訊いてみないとわかんないね。
サイモンの家からはよく「亡き王女のためのパヴァーヌ」が聞こえてたらしいんだけど、
今もママはピアノ弾いてるのかな。
＋
コメント(3)
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新米ヴァンパイア 2012.10.10
ヘルガと離れたら、
ヘルガが自分を忘れてしまったら…
そう思ったら、怖くなったのかな？
自分をこの世に生み出した人が、
記憶を失っていく。
「はじめまして」なんて、親に言われたら、
すごく孤独な気持ちになるだろうな。新米ヴァンパイア 2012.11.29
風船をつけて、部屋から出られなかったヘルガが
あんな行動に出て、「サイモン！」。
母として、息子を守りたかったのかな。
あのシーン、焼き付いてる。
今気づいた。新米ヴァンパイア 2012.11.29
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